
ソフトバンク、auがサブブランド(いわゆる格安SIM)で料金が安いプランを新発表したが、サブブランドがないドコモは自社で格安料金の新プランahamoを発表した。
普段はこう言った分野への興味がない妻が珍しく、
”ahamoっていいの?安くて良さそうじゃない?”
と興味をしめしてきた。
今日は、ギガホが新プランを発表したのもありahamoについてもまとめておすすめの人について考えていこうと思う。
ギガホの新プランについてまとめた記事はこちら↓
ahamoの基本設計

Ahamoの基本設計は上記の通りプラン1つで、これまでの細かい割引設定などなく、シンプルな設計となっている。
料金は条件なく月額2,980円(税抜き)。
12月18日に発表された新たなギガホの料金体系は以下の通り。


4Gと5Gで料金体系が分かれ、さらに条件によって適用される割引も設定されており、ahamoと比較すると料金体系は少し複雑だ。
ahamoの月額のデータ使用量は20GBで超過した場合は1Mbpsに制限される。
高速、というわけではないが格安SIMでは多くが超過した場合は1Mbps未満のケースも多いので、これは速い部類に入るだろう。
何より、安定した大手のドコモのメイン回線を使うことができるのは通信速度の安定性、と言う意味では非常に大きな強みだろう。
また、通話も5分以内であれば通話無料ということなので、お店の予約電話とかも安心して通話することができそうだ。
そして、この価格で5Gも使うことができる。
ただし、5Gは通信量が多くなる可能性があるのでこの辺はこれからの5G普及スピードによって評価が分かれる可能性があるだろう。
ahamoの注意点
いいことを中心に書いてきたが、もちろん注意点もある。
• 3G回線非対応
4Gと5Gに対応しているが3G回線は非対応となる。
最近の4G回線の普及率を考えると問題なさそうであるが、ご自身の生活圏内で3G回線を使用する機会がある方は注意が必要だろう。
• 契約は全てオンラインから
Ahamoはオンラインで完結する契約システムとなっているので、店舗での契約はできない。
個人的にはわざわざ時間を割いて混み合う店頭に行くことなく完結できる、というのは嬉しいのだが、高齢者や年配の方含めオンラインでの契約に不安がある人にとっては不安だろう。
• キャリアメールの使用不可
ahamoでは「@docomo.ne.jp」のいわゆるキャリアメールのサービスが提供されない。
今ではGmailやLINE・SNSが中心となっているので問題ない人も多いだろうが、キャリアメールを使いたい、と言う人にとっては向かないかもしれない。
• 対応スマホは現在未発表
現時点で、ahamoに対応するスマホはまだ発表されていない。
低価格を実現するためにコスト削減として全スマホに対応、というわけにはいかないらしい。
ドコモは会見時には特に人気の高いスマホを提供予定としている。
iPhoneシェアが高い現実を考えるとiPhoneが対象から外れる可能性は低いと思うが、場合によっては古い機種は非対応となってしまう可能性もあるだろう。
• 家族間の割引などは非該当
家族間の通話が無料になる「ファミリー割引」のグループ人数にahamoユーザーはカウントされなくなります。
このファミ割はギガホやギガライトなどに適用される「みんなドコモ割」の基準にもなるので、家族でドコモユーザーという人は他の家族の料金が上がる可能性があるので事前に確認した方がいいだろう。
まとめ
いい点・注意点をまとめてみたがいかがでしたでしょうか。
個人的な見解としては、ahamoはスマホ慣れした若い単身者へ向けたプラン設計な気がする。
実際にドコモは、ドコモが契約者数で弱い20代の単身者を狙って作ったプラン、としている。
価格からも格安SIMや楽天モバイルからの流入を狙っているのだと思う。
一方でオンライン完結でサポートが弱いことやファミ割が適用されないことを考えると、シニアを主体としたスマホ初心者やドコモの長期利用者、ファミリー層にはあまり向いていないかもしれない。
現在、単身で格安SIMから大手キャリアの通信品質を求めて乗り換えを検討している人にとってはおすすめのプランかもしれません。
提供開始は2021年3月以降、とまだまだ期間はあるのでじっくり検討して、ご自身にあったプランを見つけてください。
ちなみに、我が家ではより詳細がわかった段階でahamoにしようか再度検討予定!!
2人暮らしなので、ファミ割よりも2人ともahamoにして月額税込合計6,556円になった方が今の半額近くまで携帯料金を下げることができるので、お得かな〜とと考えています。
ただ、上記注意点のように、万人に向いている、という商品設計ではないので注意してくださいね。