
iPad Air4が発表されてからふと思うのが、
こんだけProに近づいたAirがあるならProを買う必要があるのか?
というところ。
実際、Appleの発表会では実際に音楽製作者やプロゲーマーの人のインタビューがあったりして、Pro向けにも発信しているような雰囲気がありました。
結論から言うと、個人的には
・プロではないが、趣味である程度のパワーを要するクリエイティブ作業や3Dゲームをする人
・Macなどの母艦があり、iPadではそこまで性能を追い求めず、あくまでサブとして使えればいい人
に該当するようであれば、iPad ProでなくAir4で十分だと思います。
(Airの画面サイズが小さい!!と言う人は問答無用でPro12.9インチかMacを検討してください(笑))
価格
【iPad Air(2020)】
Wi-Fiモデル
64GB62,800円(税別)
256GB79,800円(税別)
Wi-Fi + Cellularモデル
64GB77,800円(税別)
256GB94,800円(税別)
【11インチiPad Pro(2020)】
Wi-Fiモデル
128GB84,800円(税別)
256GB 95,800円(税別)
512GB 117,800円(税別)
1TB 139,800円(税別)
Wi-Fi + Cellularモデル
128GB101,800円(税別)
256GB112,800円(税別)
512GB134,800円(税別)
1TB156,800円(税別)
こうして比較すると価格差が結構あるように思えるが、同一容量がある256GBモデルで比較すると、差額はWi-Fiモデルで16,000円、セルラーモデルで18,000円となる。
512GB以上の容量が絶対に必要な人にとってはProモデル一択であるが、実際多くの人は256GBもあれば十分。(管理人も実際Air3の256GBモデルだが実際にはまだ34.5GBしか使用していない・・・64GBモデルにすればよかった・・・)
あとは、後述するAir4とProの差が自分にとって16,000円(または18,000円)の恩恵があるか、で考えてみるといいだろう。
Air4とProモデルの共通点
まずは、管理人が重要と思うところで共通しているポイントに付いてまとめて記載する。
・Magic Keyboard対応
・反射防止コーティング
・フルラミネーションディスプレイ
・USB-C対応
・第2世代Apple Pencil対応
重要なポイントでAir4とProに共通しているのは上記5点。
特にMagic Keyboardと第2世代Apple Pencil、UCB-C対応はこれまでProモデルの特権だったので、上記の3点でProモデルの購入を検討していた人にとっては、Air4も十分有力な候補になって来るだろう。
Air4とProモデルの相違点
次にAir4とProモデルで異なる点についてみていこう。
・チップ性能
Air4:A14 Bionicチップ
Pro11インチ:A12Z Bionicチップ
Air4はチップが更新され最先端のチップが搭載されることになった。
まだ、ベンチマークスコアは出ていないようなので詳細はわからないが、基本のスペック差はほとんどないのではないだろうか?
Pro11インチはZ付きのチップになっているので、3DグラフィックなどはPro11インチの方がスコアが高い可能性はもちろんあるが、Apple発表会の動画を見る限りではAir4でも3Dゲームが快適にできることがアピールされていたので、実際の体感差はほとんどないように考えられる。
・認証システム
Air4;電源ボタン内蔵のTouch ID
Pro11インチ:Face ID
Touch IDがついに電源ボタン内蔵になり、ベゼルレスに近づいたディスプレイになりました。
マスクをしている時間が長くなったアフターコロナ時代においてはTouch IDの方がいいのでは?とも思ったが、電源ボタン内蔵ということは、持つ方向や机等に置いた位置によっては使いにくい可能性もありそう。
それに対してProモデルに搭載されているFace IDはカメラが隠れなければどのような向きでも認証可能なので、自宅での使用が多いタブレットにおいては、Face IDのProモデルの方が利便性が高いと思われる。
・色
iPad Air4:シルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルー
iPad Pro11インチ:シルバー、スペースグレイ
iPad Air4には新色のグリーンとスカイブルーが追加された。非常に魅力的な色。
ポップな色好きな人にはたまらないと思う。
ただ、Magic KeyboardやSmartKeyboard Folioはいまだにグレーっぽい色の1色展開なので、Air4でポップな色がせっかく出たので、こちらもホワイトなどの別の色が出てほしかった。
・ProMotionテクノロジー
Air4:非対応
Pro11インチ:対応
実際にProモデルを実機と並べて比べると差を感じるが、個人的には日常的な使用でProMotionテクノロジー非対応のAir3を使っていて不満は全くない。
ただし、これは絵を描く人にとってはApple Pencilの追従スピードが変わる可能性があるので、iPadを使って絵を本格的に描きたい、という人はProモデルを選択肢に入れたほうがいいかもしれない。
(Appleの発表会でもAir4についてプロの絵描き等のインタビューはなかった)
・スピーカー
Air4:2スピーカーオーディオ(横向き)
Pro11インチ:4スピーカー
この部分は正直聞いてみないと判断できないところではあるが、4スピーカーのProの方が迫力がある音が聞けるだろう。
まとめ

さて、これまでの共通点・相違点を見比べてあなたはProとの価格差と機能差にどう感じただろうか?
僕個人としては、
・絵を描く人
・大容量ストレージが必要な人
・Face IDがいい人
・Pro使用、フラグシップモデルがいい人
の4点に該当する人以外はAir4で十分だと思う。
というか、ほとんどの人は以前記事にもしたようにiPad 第8世代でも十分だと思う。
iPad第8世代もチップがA12へ性能アップ(iPhone XSと同等)しており、「第二世代Apple Pencil」「Magic Keyboard」に対応していない点を除けばほぼ第4世代iPad Airと同じ。
Air4も決して安い金額ではないので、よっぽど拘りがある人以外は、iPad第8世代も候補に入れて購入の検討してみてはいかがでしょうか。
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